プラットフォーム作成の概要¶
Vitis アクセラレーション プラットフォームの概要¶
プラットフォームは Vitis デザインの開始点です。Vitis アプリケーションは、プラットフォーム上に構築されます。アクセラレーション アプリケーションには、アクセラレーション プラットフォームが必要で、エンベデッド プラットフォームまたは DC プラットフォームを使用できます。ソフトウェア開発アプリケーションは、ソフトウェア開発プラットフォームまたはエンベデッド アクセラレーション プラットフォーム上に構築できます。この資料では、エンベデッド プラットフォームの作成について説明します。
ザイリンクスでは、ザイリンクス評価ボード用のベース プラットフォームを提供しています。プラットフォームは、ザイリンクス ダウンロード センターからダウンロードできます。ベース プラットフォームのソース コードは、ザイリンクスの GitHub からダウンロードできます。
カスタム エンベデッド アクセラレーション プラットフォーム、ゼロから構築するか、ザイリンクス エンベデッド プラットフォームを変更して作成できます。この資料では、ゼロからのプラットフォーム構築に焦点を当てて説明します。
通常、Vitis のエンベデッド プラットフォームを作成するには、ハードウェア インターフェイスの設定、ソフトウェア コンポーネントの設定、プラットフォームのパッケージの 3 つの手順があります。このフローには、準備と最終テストが必要です。
次に各手順の内容を簡単に説明します。
手順の目的 | 手順の詳細 | |
---|---|---|
手順 0 | 開始点の準備: ボード用にブータブル ハードウェアとソフトウェアを設定 | イメージでボードが正しくブートし、ペリフェラルが正常に動作することを確認します。 ボードの検証は、Vitis のエンベデッド プラットフォーム作成の一部ではありません。ボードの検証は、開発フローに Vitis を使用しない場合でも必要な手順です。 ザイリンクス評価ボードなどの検証済みボード コンフィギュレーションから開始する場合は、この手順は省略できます。 |
手順 1 | Vitis プラットフォーム用のハードウェア インターフェイスを追加 | 制御およびデータ アクセス用の AXI インターフェイスを追加します。 アクセラレーション カーネルで使用されるクロックと割り込みを追加します。 |
手順 2 | Vitis プラットフォーム用のソフトウェア コンポーネントをアップデート | Vitis アプリケーションではアクセラレーション カーネルの制御に XRT が使用されるので、PetaLinux で XRT ソフトウェア ライブラリおよび依存を追加します。 PetaLinux イメージを生成します。 |
手順 3 | Vitis プラットフォームをパッケージ | Vitis GUI または XSCT パッケージ コマンドを使用して、プラットフォーム ファイルを生成します。 |
手順 4 | プラットフォームを検証 | さまざまなテスト ケースを使用してプラットフォームをテストし、正しく動作することを確認します。 |
これらの手順の詳細な要件は、『Vitis 統合ソフトウェア プラットフォームの資料: アプリケーション アクセラレーション開発』 (UG1393) を参照してください。
この資料のチュートリアルは、これらの手順を示すセクションに分かれています。
次のモジュールでは、ZCU104 ボード用のカスタム プラットフォームをゼロから作成する例を示します。
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