2021.1 Vitis™ 入門チュートリアル

2020.2 チュートリアルを参照

Vitis フロー 101 – パート 2: インストール ガイド

Vitis を使用してアプリケーションを開発および運用するには、Vitis 統合ソフトウェア環境、ザイリンクス ランタイム ライブラリ (XRT)、およびプロジェクトで使用されているアクセラレーション カード独自のプラットフォーム ファイルをインストールする必要があります。

手順 1 – インストール要件

インストール プロセスを開始する前に、必ず Vitis のインストール要件を確認してください。

注記: Windows OS は、Vitis エンベデッド ソフトウェア開発フローでのみサポートされます。Vitis アクセラレーション フローは Linux でのみサポートされます。

手順 2 – Vitis のダウンロード

最新版の Vitis は、ザイリンクス ダウンロード ウェブサイトからダウンロードできます。必ず Linux 自己解凍型ウェブ インストーラーまたはシングル ファイル インストーラーをダウンロードしてください。

手順 3 – ダウンロードしたパッケージのインストール

Vitis、XRT、およびプラットフォーム パッケージをダウンロードしたら、次の順番に指示に従ってインストールします。

  1. Vitis ソフトウェア プラットフォームのインストール

  2. ザイリンクス ランタイムおよびプラットフォームのインストール

手順 4 – プラットフォーム独自のファイルのダウンロードおよびインストール

エンベデッド プラットフォームについては、ここをクリック

ザイリンクスでは、ZCU102 および ZCU104 カードのベース プラットフォームを提供しています。プラットフォームをインストールする前に、次のパッケージをダウンロードする必要があります。

  1. XRT

  2. ベース プラットフォーム

  3. 共通イメージ

各プラットフォームに必要なパッケージは、対応するダウンロード ページにあります。

データセンター プラットフォームについては、ここをクリック

ザイリンクスでは、Alveo U200、U250、U50、および U280 データセンター アクセラレーション カード用のベース プラットフォームを提供しています。プラットフォームをインストールする前に、次のパッケージをダウンロードする必要があります。

  1. ザイリンクス ランタイム (XRT)

  2. 運用ターゲット プラットフォーム

  3. 開発ターゲット プラットフォーム

各プラットフォームに必要なパッケージは、対応するダウンロード ページにあります。

手順 5 - Vitis を実行する環境の設定

Vitis を実行する環境を設定するには、次のスクリプトを実行して、特定のコマンド シェルで実行する環境を設定します。

source <Vitis_install_path>/Vitis/2021.1/settings64.sh source /opt/xilinx/xrt/setup.sh

注記: .csh スクリプトも提供されていますが、このチュートリアルでは bash シェルが使用されていることを前提としています。

インストールしたデータセンター プラットフォームまたはエンベデッド プラットフォームのディレクトリを指定するには、次の環境変数を設定します。

export PLATFORM_REPO_PATHS=<path to platforms> 

注記: Ubuntu ディストリビューションによっては、Vitis を正しく設定するために LIBRARY_PATH もエクスポートする必要があります。

export LIBRARY_PATH=/usr/lib/x86_64-linux-gnu

詳細は、ザイリンクス アンサー 73698 を参照してください。

次の手順

これで Vitis を使用するために必要なものをすべて正しくインストールできました。パート 3 に進んで、はじめてのサンプル プロジェクトを作成できるようになりました。

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