入門¶
ハードウェア要件¶
このチュートリアルでは、Versal® ACAP VCK190、VMK190、および VPK180 評価ボードをターゲットとしています。このガイドを使用するには、次のハードウェアが必要です。これらは評価ボードに含まれています。必要なツールが正しくインストールされ、環境が要件に適合していることを確認します。
評価ボード (次のデバイスを実装):
VCK190/VMK180/VPK180 プロダクション ボード
AC 電源アダプター (12 VDC)
USB Type-A/Micro ケーブル (UART 通信用)
USB-Micro JTAG 接続を介するプログラムおよびデバッグ用の USB Micro ケーブル
Linux ブート用の SD-MMC フラッシュ カード
QSPI ドーター カード X_EBM-01、REV_A01
追加のフラッシュ ドーターカード:
注記
これらのモジュールは、チュートリアルの eMMC または OSPI 関連の手順に必要です。eMMC/OSPI モジュールを使用していない場合、または使用するつもりがない場合は、この設定を無視してください。
OSPI ドーター カード X-EBM-03、REV_A02
eMMC ドーター カード X-EBM-02、REV_A02
注記
QSPI/SD は VCK190/VMK180/VPK180 プロダクション ボードでテスト済みです。
OSPI/eMMC は、VCK190 および VMK180 RevB 量産ボードでテストされました。
OSPI および eMMC ブート モードは、VCK190 および VMK180 RevB 量産ボードでのみサポートされています。
インストール要件¶
Vitis 統合デザイン環境および Vivado Design Suite¶
Vitis™ 2021.2 ソフトウェア開発プラットフォームがインストールされていることを確認します。Vitis IDE は、ハードウェアとソフトウェアが 1 つのパッケージとして提供されるザイリンクス統合ツールです。Vitis IDE をインストールすると、Vivado® Design Suite および Vitis 開発ツールの両方が自動的にインストールされます。インストール時に余分にオプションを選択する必要はありません。
注記
ツール バージョンが最新であるかどうかは、https://japan.xilinx.com/support/download.html で確認できます。
Vivado Design Suite のインストールに関する詳細は、『Vitis 統合ソフトウェア プラットフォームの資料: エンベデッド ソフトウェア開発』 (UG1400) を参照してください。
PetaLinux ツール¶
このチュートリアルの Linux 部分の演習で実行する PetaLinux ツールをインストールします。PetaLinux ツールは、次のいずれかが稼働している Linux ホスト システムで実行します。
Red Hat Enterprise Workstation/Server 7.4、7.5、7.6、7.7、7.8、7.9、8.1、8.2 (64 ビット)
CentOS Workstation/Server 7.4、7.5、7.6、7.7、7.8、7.9、8.1、8.2 (64 ビット)
Ubuntu Linux Workstation/Server 16.04.5、16.04.6、18.04.1、18.04.2、18.04.3、18.04.4、18.04.5、20.04、20.04.1 (64 ビット)
このツールは、専用 Linux ホスト システム、または Windows 開発プラットフォーム上でこれらの Linux オペレーティング システムのいずれかが稼働している仮想マシンを使用できます。
PetaLinux ツールを選択したシステムにインストールするには、次を実行する必要があります。
PetaLinux 2021.2 ツールを、ザイリンクスのウェブサイトからダウンロードします。
サンプル プロジェクト: PetaLinux を使用した Linux イメージの作成で説明されている該当 BSP をダウンロードします。
ワークステーションまたは仮想マシンに共通のシステム パッケージおよびライブラリを追加する。詳細は、『PetaLinux ツールの資料: リファレンス ガイド』 (UG1144) および PetaLinux リリース ノートを参照してください。
前提条件¶
8 GB RAM (ザイリンクス ツールで推奨される最小サイズ)
2 GHz CPU クロックまたは同等の CPU (少なくとも 8 つのコア)
100 GB のハードディスク空き容量
PetaLinux パッケージの展開¶
デフォルトでは、PetaLinux ツールは現在のディレクトリにインストールされます。または、インストール パスを指定できます。
たとえば、PetaLinux ツールを /opt/pkg/petalinux/<petalinux-version>
にインストールするには、次のコマンドを使用します。
$ mkdir -p /opt/pkg/petalinux/<petalinux-version>
$ ./petalinux-v<petalinux-version>-final-installer.run --dir /opt/pkg/petalinux/<petalinux-version>
注記
インストール ディレクトリ権限を chmod 775 へ変更しないでください。変更すると、BitBake エラーが発生することがあります。これにより、PetaLinux ツールが /opt/pkg/petalinux/<petalinux-version>
ディレクトリにインストールされます。
詳細は、『PetaLinux ツールの資料: リファレンス ガイド』 (UG1144) を参照してください。
ソフトウェアのライセンス¶
ザイリンクスのソフトウェアには FLEXnet ライセンスが使用されています。ソフトウェアを初めて起動する際、ライセンスの検証プロセスが実行されます。ライセンス検証で有効なライセンスが検出されない場合、ライセンス ウィザードに従ってライセンスを取得し、インストールしたツールでそのライセンスを使用できるようにします。ソフトウェアのフル バージョンが不要な場合は、評価版ライセンスを使用できます。インストール手順と情報については、『Vivado Design Suite ユーザー ガイド: リリース ノート、インストール、およびライセンス』 (UG973) を参照してください。
チュートリアルのデザイン ファイル¶
プロダクション シリコンのリファレンス デザイン ファイルは ref_files ディレクトリにあります。