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Versal カスタム プラットフォーム作成チュートリアル

バージョン: 2020.2

このモジュールでは、VCK190 評価ボードのアクセラレーション アプリケーションを実行するカスタム プラットフォームを作成します。

通常の Vitis アクセラレーション プラットフォーム設計は、ベースのブータブル デザインのビルドから開始してから、プラットフォームに必要なコンポーネントとプロパティを追加します。エラーの発生を防ぐため、各ステップを次の手順に進む前に検証する必要があります。次の図はこのワークフローを示しています。

Vitis プラットフォーム作成の手順

Vivado からは、プラットフォーム作成者がプラットフォームをすばやくビルドできるように、拡張可能なプラットフォームのデザイン例が提供されています。CIPS、NOC、DDR コントローラー、およびプラットフォーム プロパティのプリセットも追加されています。これにより、手順 0 と手順 1 のプラットフォーム作成プロセスが効率的になります。プラットフォーム ハードウェア デザインにコンポーネントを追加する場合は、デザイン例の作成後に追加できます (オプション)。

PetaLinux プロジェクトに XSA をインポートし、その他いくつかオプションを設定して、ソフトウェア コンポーネントを準備します。ソフトウェアおよびハードウェアのコンポーネントをビルドした後、プラットフォームをパッケージします。

各手順ごとに生成されたファイルをテストして、問題なく動作することを確認します。頻繁にテストをすることで、エラーが発生した場合にその原因を絞り込みやすくなります。最後に、このプラットフォームでテスト アプリケーションをいくつか実行し、このカスタマイズ済みのプラットフォームをテストします。

次の目次リンクを使用して、これらの手順を実行してください。

要件

このチュートリアル デザインは、VCK190 プロダクション ボードおよび VCK190 ES1 ボードをサポートしています。

  • Vitis 2020.2 は VCK190 プロダクション ボードをサポートしています。このボードを使用するために追加のライセンスや設定は必要ありません。

  • VOK190 ES1 ボードを使用する場合は、Vitis 2020.2 で追加の EA ライセンス設定が必要です。

このデザインには、インターネットにアクセスできる Linux ホストマシンが必要です。Linux OS では、Vitis ソフトウェアと PetaLinux がサポートされる必要があります。

参考資料

Copyright© 2020 Xilinx

この資料は 2021 年 2 月 8 日時点の表記バージョンの英語版を翻訳したもので、内容に相違が生じる場合には原文を優先します。資料によっては英語版の更新に対応していないものがあります。 日本語版は参考用としてご使用の上、最新情報につきましては、必ず最新英語版をご参照ください。